イタリアのお菓子
イタリアに旅行して困る事は、友人等にお土産のお菓子を渡した時"あら、イタリアに行ったのね"と分かってもらえる代表的なお菓子が無い事だそうだ。イタリアは郷土色が色濃く、イタリア代表となると、なかなか探すのが難しい。でも各町・地域を代表するお菓子は数限りなくある。酪農が盛んな北部はバターや生クリーム、南部は蜂蜜やリコッタチーズ、シチリアはアーモンドが豊富なお菓子が多い。オーストリア・スイス・フランスを国境とする北イタリアでは、各国のドルチェ(お菓子)の影響を受けている。日本人にお馴染みの北イタリア生まれのティラミスは日本のバブル時代に登場し,大ブームになりましたよね。また、ワインやエスプレッソなどに浸して柔らかくしてから食べるビスコッティもイタリアの伝統菓子です。
espresso
面白い話として、イタリア人は食後のデザートは飲み物と一緒に頂かないそうです。こってりと甘いケーキなど、苦いエスプレッソと一緒に楽しみたいところだが、イタリアで有り得ない事だそうだ。まずはデザートのおいしさ、甘さを心行くまで堪能したら、お皿を下げに来た人にエスプレッソ等の飲み物を頼むのがイタリア流だそうです。試しに、"デザートと一緒に飲み物を持ってきてください"と頼んだら、へんな顔をされる事間違いないそうです。