日本でもおなじみになったカヌレ
フランス南西部ボルドー地方の伝統菓子。日本でも数年前大流行しました。
カヌレは赤ワインで有名なボルドー地方の修道院で作られました。カヌレとは、うね模様のことです。小さな王冠型で、外皮は焦げ茶色でカリッとし、中は卵色でねちっとした食感が特徴。バニラ風味のクレープ生地をカヌレ型に流して、高温で焼き上げます。
1789年のフランス革命の影響で、修道女が追われ、誰も作る人がいなくなりましたが、1830年ごろ再び作られる様になったそうです。当時のカヌレは小麦粉の代わりにとうもろこしの粉が使われ、型は青銅製で蒸し焼きしたらしいです。現在は銅製の型が使われています。
ボルドーにはカヌレ協会があり、この伝統のお菓子を守り続けています。カヌレの原型は英国のマフィンだという説もあります。