世界自然遺産のワイン畑
南ア共和国は日本の3倍の国土に5,400万人、20以上の民族が暮らしている。豊かな大地で育まれた野菜・果物はデザートやサラダの加工食品として重要な栄養源。代表的なデザートは“ミルクタルト”、ポルトガルとオランダの伝統を受け継ぐ南アを代表する郷土菓子。柔らかいタルト生地の中央に主役のカスタードが使われ、トップにはポルトガルの“パステル・デ・ナタ”を彷彿させるシナモンのキリッとした味の効いた繊細なスイーツ。また、生地にアプリコットジャムが入っているパンケーキ”アルバプディング“やミルク・アーモンド・ココナッツで作られる”パーミセリー“も好評。
南アを代表するハーブティと言えるのが、ルイボスティー。カフェインが含まれておらず抗酸化作用がある。またアトピーなどの皮膚病に良いとされている。
南アのワインの歴史は建国の歴史(350年前)と同じと言ってよいほど長い。船乗りの為に造られたのが始まり。
3つの魅力として
- ハイコスパ:低価格でありながら国際コンクールで高評価のワインが多い
- 身体に優しく人に優しい:世界で最も酸化防止剤の使用基準が厳しい為、“二日酔いになりにくいワイン”と言われている
- 地球にやさしい:ワイン産地の9割が世界自然遺産の中にあり、生産者が自然を守る取り組みをしている為
南アフリカのワイン
因みに、南アが農薬・薬品の使用を抑えられるのは、その気候にあるようです。ワイン産地には、ケープドクターと言われる乾燥した風が吹き、葡萄の病気になりにくい気候、例えば「ウドンコ病」が存在しない。このような大自然で造られたワインは、果実味ゆたかで確かな骨格があり、非常に高品質で美味しいワインになっている。筆者も南ア・ワインのファンです。