タイの屋台
タイはインドシナの中央に位置し、第二次世界大戦時には東南アジアで唯一独立を保ち、現在までも立憲君主国として、独自の文化を伝えている国です。総人口6300万人のうち、約700万人が首都バンコクに住んでいる。
タイ料理の魅力は、パクチーをはじめ様々な香菜と大小の唐辛子ではっきり味付けされた前菜や肉・魚介類の主菜にある。日本の味の軸が甘い―しょっぱいであるとすれば、タイは甘いー辛いであろう。またタイの食卓の中心は、昔から現代まで、何と言っても米の飯
「カーオ」。食事というのは、食卓の主役である飯とその他大勢の脇役
「カップ・カーオ」の2種類からなっているのである。その脇役の筆頭として考えられるのが魚である。
人気のタイ料理といえば、
「トム・ヤム・クム(スパイシー且つ酸味のある海老スープ)」、「ガン・キェウ・ワン・ガイ(鳥のグリーンカレー)」、「ソム・タム(パパイアのサラダ)」等々です。これら料理をおかずにタイ米と一緒に食べ、好みによりナンプラー(魚の醤)、ライムもしくはチリをかけて(つけて)食べるのが一般的。20世紀に入ると"屋台"が出現してくる。バンコクに住むタイ人の半数はほぼ毎日"屋台"のお世話になっていると言われ、日常の食風景として街に溶け込んでいる。とにかく「安い・早い」が特徴。一食当たり30バーツ(約90円)から50バーツ(約150円)が一般的。筆者は90年代、タイに行く機会が多く、安価で毎日食べても飽きないタイ料理に大満足でした。今でもタイ料理は大好きです。