インドのお菓子は日本人にあまり馴染ありませんが、インドでとても人気のあるのが「ラドゥー」というお菓子。ペサンという豆の粉を使う。日本人にはどこか懐かしい味の様です。また世界で一番甘いと言われる”グラブ・ジャムン”。小麦粉、砂糖などで作った丸い団子を油で揚げ、カルダモンやローズウォーターが入ったシロップに浸けたドーナツのシロップ漬け。甘さに脳天が砕けそう!との事。インドではお祝いの日には甘いお菓子が欠かせません。必ず食べるのが「ミターイ」と呼ばれる甘いお菓子。日本のお赤飯の様なものだそうです。
お酒に関して、インドではお酒は禁止というイメージがありますが、現在ではインド映画の中、俳優が飲酒するシーンが普通に放送され、20代~30代前半を中心に「お酒」が悪いものと言うのは古い考えと思われてきています。インドでお酒を手に入れるには直接酒屋に行くか、免許のあるレストランに行くかの二通り。州政府と警察によって完全にコントロールされているようです。お酒の値段は日本より、若干安いぐらい。インドではお酒はネガテイブイメージがありますが、実は世界的にも有名なお酒を作っているインド企業があります。ビールの“キングフィッシャー”とワインの”スーラ”。キングフィッシャーはバドワイザーの様に喉越しが軽く、インドの油が多く辛い料理と相性が良い様です。最近日本に”スーラ”が輸入されています。
インドはヒンズー教とイスラム教が主要な宗教と言うこともあり、お酒に関する事情もちょっと他国とは違うようです。インドのグジャラート州はお酒を飲むことも販売する事も法律で禁止されています。違反すれば逮捕される程厳しいようです。なぜグジャラード州だけが禁酒の州かと言えば、色々説はありますが、ガンジーが生まれた州で、敬虔なヒンズー教徒が多いからだとか。面白いことに、そんなグジャラード州でも実はお酒を飲むことが出来るんです。一つはと闇的に飲むこと。ホテルのレストランの別室、客室でこっそり提供してくれるそうです。しかし、値段はかなり高いようですよ。あとは、飲酒許可。外国人がパスポートを提示して所定の場所で飲む。公共の場では飲むことはできないので、部屋とかで、ひっそりと。アメリカの禁酒時代もそうでしたが、抜け道は必ずあるんですね。