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キューバ編

その2 ラム酒とヘミングウェイ

ヘミングウェイの銅像ヘミングウェイ

1990年初頭までキューバは世界一のサトウキビ輸出国として産業を支えてきました。その為、サトウキビを使ったおいしい「ラム酒」を飲むことができ、多くの著名人がキューバカクテルの虜になったようです。
文豪アーネスト・ヘミングウェイはその人生の3分の1にあたる22年間を過ごしました。「誰がために鐘は鳴る」以来、彼のほとんどの作品はキューバで書かれたものだそうです。ハバナに「ラ・ボデギータ・デルメディオ」というバーレストランがあります。ここはラム酒を使った代表的なカクテルのひとつ「モヒート」の発祥地といわれており、現在、ハバナの観光名所。ヘミングウェイもこのモヒートが大のお気に入りで、ここに足繁く通ったようです。(わがモヒートはボデキータで)と絶賛したことで知られるバーです。またハバナ旧市街のシーフードレストラン「ラ・フロリディータ」のバーカウンターには、ヘミングウェイの指定席だった場所があり、今でも彼の銅像が椅子に座り、カウンターバーから、客を眺めています。重度の糖尿病だった彼は砂糖無しのダイキリ「パパ・フェミングウェイ」をこよなく愛したようです。
親米のバチスタ政権がカストロによる革命で倒れた後も、ヘミングウェイはキューバの地にとどまり続けたようです。革命中こそ避難していたものの、革命後、最初にキューバの飛行場に降り立った時、キューバ民衆の熱狂的な歓迎を受けたそうです。ハバナに住み続けたヘミングウェイ。もしかしたら、キューバのラム酒から絶対離れたくなかったのかもしれませんね。