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エジプト編

その2 ピラミッドとニンニク

ピラミッドとスフィンクスの写真エジプトの象徴

 エジプトのお菓子はとても甘いものが多く、特に蜂蜜たっぷりの“バスブーザ”やコナーファ、ナツメヤシを使ったデザートが人気。驚いた事に、なんとパンケーキのルーツは古代エジプトという説があり、発掘品などから上流階級は蜂蜜のパンケーキを食べていたことが知られています。また、飲み物では、最もよく飲まれているのは紅茶(シャーイ)。ミントをいれて煮出すとアッシャーイ・ビンナアナーアと呼ばれる。また街角にはジューススタンドがあり、季節の果物の生絞りが人気のようです。
 イスラム教ではアルコール飲料は害悪とされ、飲酒は禁じられているが、世俗的ムスリムや他宗教の信者は抵抗なくお酒を嗜んでいる。ビール、ワインはもちろん、ナツメヤシから作ったジビブという地酒も人気。
 エジプトと言えば、ピラミッド。そのピラミッドのエピソードとして、ニンニクがあります。今では、精が付く食物として世界中で食べられているニンニク。古代エジプトではすでにその効果は知られており、巨大なピラミッドを建設する際、労働者が過酷な労働を乗り切る為の精力剤としてニンニクは欠かせなかったようです。ツタンカーメンの墓からニンニクの球根が発見されたことで証明されました。またゴマもピラミッドから発見され、男女を問わず、精力剤として食されたようです。あのクレオパトラは肌のツヤを保つためにゴマの油を化粧品として、また若さを保つためて食べていたと言われています。ニンニクとゴマ、まさに古代エジプトを支えた賜物です。