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フランス編

その4 マドレーヌ(ロレーヌ地方)

マドレーヌの写真

香り豊かなマドレーヌ

 ロレーヌ地方はフランスの西部に位置しています。この地方のお菓子マドレーヌはフランスの女の子が一番最初に習う代表的なホームメイド菓子。バター風味が豊かで、作った翌日の方がバターが馴染んで、一層おいしくなり、はちみつを加えてしっとりさせると、もう最高のプレゼントとして喜ばれるそうです。
 マドレーヌの発祥については、18世紀ロレーヌ公スタニスラスが宴会の準備中に菓子職人と喧嘩をし、職人が職務をボイコット。そこで、メイドのマドレーヌが急遽作った菓子が、大変おいしかったので、メイドの名に因んで名づけられたとか。あるいは、マドレーヌと名乗る女性が、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼のシンボルである“ホタテ貝”をかたどって作ったのに因んでいる等々。
 マドレーヌといえば、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の中で、主人公が紅茶にマドレーヌを浸して食べる冒頭のシーンが有名です。そう言えば、韓国人気ドラマ「私の名前はキム・サムソン」の中、パテシエのサムソンが片言の英語で、マドレーヌがどんなものか説明しているシーンで爆笑した事を思い出しました。