茎工房
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コラム〜世界の食〜

シンガポール編 -シンガポールのお正月(旧正月)-

 淡路島ほどの小さな国に450万人も暮す多民族国家シンガポール。公用語も、マレー語。中国語、タミル語、英語と4言語あります。シンガポールは国民の70%が中国系。そのため、日本の1月1日の正月より、春節(旧正月)の方がひときわ盛り上がり、盛大にお祝します。
 旧正月の日付は年によって変わり、大抵、1月中旬~2月中旬頃。その前後1か月の間、シンガポールの街は旧正月一色。レストラン・ホテル・デパートなどの街の至る所がカラフルな正月飾りに彩られ、目を楽しませてくれます。毎日がお祭り気分。
シンガポールでは、年明けにはあまり買い物をしない様です。然し、街はセールの真最中。7~8割のセールなどもあり、それほど混んでいないので、旅行者には掘り出し物を見つける絶好のチャンスかもしれません。
旧正月が近づくと何かと忙しくなります。必需品の正月飾り、お菓子など。また、新年も迎えるため、家具や服なども新調します。さすが家具は毎年とはいきませんが、クッションカバー、テーブルクロスなどは毎年新調するアイテムの様です。どの家も来客に備え、簡単なお菓子を用意。中でも、パイナップル・タルト、そして、ラブレターと呼ばれるロール状のクッキーが今日正月らしいお菓子だそうです。旧正月のイベントと言えば、チンゲイ・パレード。各国から集まった人々のダンス、ジャグラーや道化師ら、多彩なパフォーマーら約11,000人が参加する、大規模なパレード。煌びやかな衣装と音楽など、地元の人々にとって最も待遠しいイベントの一つです。
 日本のお正月は年々質素になってますので、是非、春節にシンガポールを訪れ、このド派手な旧正月を経験してみたいものですね。

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