茎工房
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コラム〜世界の食〜

タイ編 -タイのお菓子-

 ギラギラの太陽に負けないくらい、タイのお菓子はカラフル。一体どんな着色料が…。タイのスイーツには天然の植物で色を付けたものが多く心配ご無用。緑はバンダナスの葉、青はアンチャンという花の一種。黒はココナッツの皮で色を出している。ケーキはバタークリームが主流で濃厚。屋台では、トロピカルフルーツ(マンゴー、パッションフルーツなど)がいっぱい。氷の上にパイナップル、メロン、パパイアのカットフルーツやフレッシュジュース、フルーツスムージーが安価で楽しめる。
 飲み物と言えば、タイ料理の辛さと高い気温にはビールが合う。兎に角ギンギン冷やす。しかし最低賃金がバンコクで一日170バーツ(400円、2003年統計)。やはり庶民にとっては高嶺の花の様だ。庶民はタイの地酒、タイ米から作る泡盛に相当する焼酎(ラオ・カーオ)がある。唐辛子をかじりながら飲むのが若者の飲み方である。旨いというより安いから飲んでいるそうだ。余裕が出来たら、メコン(サトウキビのウィスキー)にかわる。
 お酒の飲み方をタイと日本とで比較すと面白い。タイでは目上の人と飲む場合、礼儀正しく、目上の人に尊敬の意を表す。その代り、割り勘は無く、大抵目上の人が勘定をする。特に面白いのは、女性は人前では飲まない様にしているとか。日本はコンパや職場の飲み会などは無礼講に近く、男女ともに酔っぱらうのが普通だろう。タイ人には想像しがたい様だ。日本女性がタイに派遣される事も珍しくないご時世、夜の女性?と誤解されない様に派遣前に注意を促している様だ。“所変われば”である。筆者はタイ旅行中、毎夕食にビールを飲んでいた。でも旅行者は特別許されるのかな?

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